Lavender Field,
La Drome Provence, France
写真は2017年5月22日のラベンダー畑です。フランスはローヌ・アルプ地方、Drôme(ドローム)県内で撮影しました。残念ながらまだ青く、四方を紫で染められた山々は見られませんでしたが、観賞用に作られてはいない本場のラベンダー畑は、素朴で、温もりがあります。そしてラベンダー特有の安らぎを感じられました。この地域は一帯で有機栽培しており、いつ訪ねても農薬散布車や薬品を見かけたことがありません。
今春のこの地方はとても寒く、天候の影響で作物の成長が遅く、さらに通年より90%ものダメージを受けているそうです。今年のラベンダー油はとても貴重なものになりそうなので、有難く大事に使いたいと思います。
ローヌ・アルプ地方の様々な畑を見て回りましたが、日本とは土壌が大きく異なります。日本は当然ですが多湿で、ほとんの土が湿っているのに対し、夏の暑い時期にも湿度が低く、土も乾いています。
Highlight
フランス、ローヌ・アルプ地方は夏でも湿度が低く、植物を育てる土壌も乾ききっています。ですが、それにより植物がストレスを感じ、その反応で成分が良くなったり、良く育つそうです。
ラベンダーは水はけの良い環境に育つものが最良(水はけが悪いとカンファーの含有量が過多になる)ですが、他の植物の畑も乾いています。日本の湿った土に慣れている私たちにはとても驚く光景です。
ローヌ・アルプ地方は夏でも湿度が低く、植物を育てる土壌も乾ききっています。ですが、それにより植物がストレスを感じ、その反応で成分が良くなり、良く育つそうです
日本でも数年前から、塩分でストレスを与えるトマト栽培が話題になりました。人も同じで僅かなストレスは+に作用されると言われます。
私たちから見ると、決してあまり良い土壌にはみえないのですが、植えてある植物たちはどれもとても瑞々しいです。
有機栽培だけでなく、野生で育つ植物も豊富で、冬の寒ささえなければ移住したいぐらい素晴らしい環境です!
右の写真は野生のジュニパーです。
ジュニパーのオイルには針葉から抽出されるジュニパー油と、液果から抽出されるジュニパーベリー油がありますが、ジュニパー油の方が作用が穏やかだと言われます。
写真の針のような葉と木部から抽出されます。
ジュニパーのベリーは熟成するのに2年ほどかかり、残念ながら今年は見ることが出来ませんでした。
大自然に触れ、改めて植物に感謝し、思うこと
ここ数年のテロの影響で1年ぶりの訪問になりましたが、やはり行ってきて良かったです。ラベンダーの生育状況や日本とフランスの農業の違い(果物や野菜の育て方、木の植え方、土壌作りなど全く異なります)など、やはり現地に行かないと分からない事が沢山あります。
植物にどこまで手をかけるのか、どのように強く育てるのか、害虫への備え方など、色々と考えました。そして、やはり、人間が思うよりも植物は強いのだと思います。
実際に農業に携わる方が身近にいたならお分かりだと思いますが、日本の農業は植物に対して過保護です。そして、野生や有機栽培となるとハードルが高過ぎます(土壌改良に多くの時間を費やします。そして、やはり地域一帯で取り組まないと意味がないのです)それでも少しずつでも減農に向かえばと願います。
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株式会社 U W E (ユー ダブリュー イー)は、人が安心して住める・働ける安全な環境をサポートする電子機器(ガス検出器) 人の心や身体のトラブルを早く回復、健康増進をサポートするアロマテラピーなどに使用する天然植物抽出エッセンシャルオイル(精油)を、輸入・販売します。
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